東大入試2021 感想⑥~物理(2次試験)~

訪問ありがとうございます.

今回は理科2科目め,物理です.

物理も数学と同様,時系列に沿って感想をお伝えします.

 

第1問

I

例年通り力学の出題.ここ最近の東大のトレンドである穴埋めが登場.内容自体は簡単なのでサクッと解き終える.

 

II

エネルギー保存や等加速度運動の式を用いれば平易な問題.ここまで詰まったところは特になく気分が良くなった.

 

III

一見単振動の問題だが,角度θをそのまま扱わなければならずやむなくエネルギー保存で計算を進める.

(1)は解けたので(2)に移るが,どうやら何かの条件を用いてv'とgを消去するらしい.何を使うのかしばらく悩み,ようやく問題文に面積速度一定の式があるのを発見.自分の目の節穴さに涙しながら(2)を解き終え,その流れで(3)も片付ける.その後の問題は面倒そうだったので見ずに飛ばしてしまった.

 

第2問

I

(1)は点取り問題.(2)も計算するだけだったので解く.しかし(3)で計算ミスをしたのかうまくいかない.少し焦りながらIIへ.

 

II

(1)は電荷保存などをうまく使って解く.(2)は難しそうだったので飛ばす.

 

III

(1)は解けるのだが(2)がうまくいかない.この時点でかなり焦っているが,思い切って次の問題に移ることを決心し第3問へ.

 

第3問

I

後で知ったのですが,この問題は「光ピンセット」というものを題材にしているらしいです.

そんなことはつゆ知らず,ただの屈折の計算問題だと解釈して計算を進める.特に詰まることなくIを解き終える.

 

II

なんとこの部分はすべて選択問題.Iの内容を踏襲しつつ少し考えて解答し次へ.

 

III

(1)は幾何の問題だ,と思いつつやっていくと何故かうまくいかない.しばらく悩み,図3-6を使うのを忘れていたことに気づき一件落着.(2)も少々時間はかかったものの解き切った.(3)は(2)の結果に代入するだけ,と思い与えられた値を代入した式を書くも,少し形が違ったので書き直す.そしていざ計算,というところで,悲しいかな,試験終了のチャイムが鳴ってしまった.結局計算はできなかった.

 

 

以上をまとめると,

第1問は7割程度,第2問は3割程度,第3問は9割程度

といった出来具合になったと予想されます.

全体としては6~7割程度の得点率かと思います.物理はそこまで得意な科目ではなかったのですが,まずまずの結果となりました.予備校の分析ではやや難化といったところなので,耐えてはいると思います.

 

(追記:開示結果は40点でした.某サイトでは平均点が39.2点となっていたので,あまり難しくなかった,あるいは採点が甘かったり下駄があったりしたようです.)

 

次回は総合分析です.