東大入試2021 感想④~英語(2次試験)~

訪問ありがとうございます.

今回は英語です.私は一応帰国子女なので英語は得点源にしているつもりでした.

この記事では,簡単のため各設問の配点を次の通りに設定しました:

1 (A)10 (B)12

2 (A)10 (B)10

3 30

4 (A)8 (B)15

5 25

 

1.

(A)

例年通り,要約問題が出題されました.ただ今年の要約は少し文章にクセがあったうえに,問題の指示に「10代の若者の気質の変化について」とあったことで,混乱する受験生が多かったのではないかと考えています.私もいつもよりは手ごたえが感じられず,少しふわふわした解答を書き残したままになってしまったので,6点としておきます.

 

(B)

今年は穴埋め問題と並べ替えでした.穴埋めは平易でしたが,並べ替えが難しい.しばらく考えてそれっぽい答えを書いて次に進みました.

記事を書きながら採点をしてみましたが,奇跡的に正解していました.というわけで点数としては満点の12点.

 

2.

(A)

今年も条件英作文の出題でした.暮らしやすい街の条件という割と取り掛かりやすいテーマだったのでサクサク書き進められました.文法ミスなどがある可能性を考えて点数は7点としておきます.

 

(B)

例年通り,といっても2018年度からですが,和文英訳が出題されました.直喩部分や「~さえすればよい」の表現などに気を付ければ平易な問題だったと思います.点数としては8点くらいでしょうか.

 

3.

リスニング問題です.私としては,今年は教室が小さかったので昨年よりもかなり聞きやすかったです.題材も面白いもので,聞きごたえがありました.自己採点結果は,4問ミスで22点でした.胸を張れる点数ではないですが悪くはないと思います.

 

4.

(A)

例年通り誤文指摘問題でした.私はこの問題はリスニング前に焦りながら解くのが通例だったので得点は期待していません.自己採点結果は2問ミスで6点.まずまずです.

 

(B)

やはり英文和訳問題が出題されました.今年の和訳は特に難しい構文や語句もなく,多くの受験生の得点源になったのではないかと感じました.私としてはdivert(転換,迂回)の意味をド忘れしていましたが,文脈から「(他人の注意を)反らす」と訳出できたのでセーフです.得点は13点としておきます.

 

5.

今年は物語というよりは随筆の出題でした.個人的には穴埋めが苦手なのでいつも通り苦戦しました.また並べ替えも自信がないまま書いてしまいました.自己採点したところ,並べ替えと穴埋めは正解でしたが,空所(イ)が間違っており,下線部(A)の説明で具体例を書いていなかったので,点数は21点といったところでしょうか.

 

以上を合計すると,120点満点中95点という予想になります.今年の英語の難易度からすると妥当な点数かと思います.実際,駿台も英語は易化したと分析していたので,平均点は6割前後になると考えています.

 

(追記:開示結果は予想と同じ95点でした.某サイトによると平均点が理系で84.7点と高いですが,差はつけられたと思います.)

 

次回は最後の科目,理科です.