東大入試2021 感想②~国語(2次試験)~

訪問ありがとうございます.

今回から2次試験編になります.

まずは国語です.

 

現代文(評論)

今年の現代文は,個人的に易化したのではないかと思います.

全問とも傍線部の説明問題で,傍線の近くをまとめれば概ね解答が完成するような感じでした.漢字の書き取りもすべて平易でした.

後述しますが,古典がとても難しかったので,現代文できちんと得点を稼げているかがカギになったのではないかと感じています.合計で25点くらいは取れているのではないかと思います.

 

古文

今年の古文は落窪物語からの出題でした.和歌は含まれていませんでした.

はっきり言って,今落ち着いて読んでも意味が分かりません.私は実戦型模試で古文全国一位をとったことがある程度には古文に自信があったのですが,本番中これを読んだときは寒気がしました.

記事を書きながら代ゼミの解答を確認してみましたが,(一)ウと(二)半分くらいしか正解していない気がします.古文全体で7点あれば良い方かな,というのが正直なところです.

 

漢文

今年の漢文は漢詩のない文章が出題されました.

古文ほどではありませんでしたが,やはり答えが書きづらい問題が多く苦戦しました.書いてあることは大方読み取れるのですが,何せそれを文字にするのが難しい.得点としては10点くらいかと思います.

 

以上を合計して,合計得点は40点くらいになるかと予想しています.合格者平均,あるいはそれより少し低い程度といったところでしょうか.

私としては,国語はそこまで足を引っ張った科目ではなかったようには感じました.

(追記:開示結果は44点でした.内訳は不明ですが順当な点数だと思います.)

 

 

次回は数学です.